地域を取り巻く環境は少子高齢化、認知症高齢者の増加が社会全体の問題となっており、これに伴う地域コミュニティの希薄化などの問題も抱えています。その為、高齢者のための生きがいづくりや認知症予防のための地域に根ざした取り組みが求められています。
そこで、私たちは平成21年に「金沢いきいき元気塾」を立ち上げ、認知症予防のための健康麻将教室を開講するとともに地域の方々が集える憩いの場を提供できるよう努めてまいりました。
今回、法人化に至ったのは、これまで実践してきた任意団体としての活動や事業をさらに地域に密着したものとし、継続的に推進していくとともに行政や関連団体との連携を深めたいとの観点から、社会に認められた組織にしていくことが最良であると考えたからです。
また、当団体は営利目的ではなく、地域社会の多くの方々に参画して頂きたいという思いから、特定非営利活動法人とするのが最適であると考えました。
法人化によって組織をさらに強固なものにすることができ、数々の取り組みを一過性のものにするのではなく、継続的に発展していけるものにすることができると考えています。
また、これまでの活動を継続することによって健康麻将が一般市民権を得られるよう努めるとともに、これからの21世紀を支え合っていける社会にするため、地域社会への女性の参加を促し、福祉や医療の窓口としての役割も担えるようになりたいと考えています。
■スタッフ・アシスタント・ボランティア等の養成
健康マージャンが広がる傾向にある今、当協会においては健全な健康麻将をゲームとして発展させる中核をなすのが指導者等でありその養成が急務と考えています。
統一された「マナー・ルール」そして健康麻将やマージャンの「専門知識と経験」に立脚した指導が求められるものと思います。
受講者は何を求めているのか?を考える指導こそが指導者の資質が問われます。受講者の満足度・継続の可否が健康麻将フアンの拡大に大きく関わるものです。
■カリキュラム
教育学習=協会制定のテキストにより健康麻将の全てを習得する。
実践学習=協会制定のマナー・ルールによる実践ゲームで行う。